アイシン九州 が「上方光束ゼロ」の照明器具を採用!   
   
レポート: 2008.07.21
 

熊本県民天文台は、アイシン九州さんに漏れ光を削減して下さるようお願いしていました。工場増設工事が始まり、今までと同じ照明器具が採用されると、光害の発生が心配されたからです。
数回の協議で、CO2削減や経費削減にも役立つとのご理解を頂き、本格的な対策を講じて頂けることになっていました。この度、工事が完了し、新しい防犯灯が点灯されましたので、さっそく撮影してきたわけです。

     
これまでの照明
  国道沿いに設置された工場の壁面を照らす防犯灯。これまでは、球形のガラスボール型で半分だけメッキされた形式の器具でした。照射範囲は意外なほど広く、工場の壁面だけでなく、夜空も広範囲に照らしていました。
     
2008年7月から
 

新しく増設されたアイシン・キャスティングの工場部分だけでなく、既存の工場部分を含めて、国道沿いの照明器具は全て「上方光束ゼロ」型になりました。
 壁面の照度がグッと下がり、漏れ光が激減しています。そのため、写真に撮影すると、工場壁面に設置された社名看板の明るさが目立っています。 ガードレールが光って見えるのは、道路を走る車のヘッドライトに照らされているからです。
工場沿いの国道266号を車で走ると、ギラギラした光が目に入らなくなったため、とても視認性が良くなりました。「気持ちよく走れるようになった」と感じます。「上方光束ゼロ」の照明は、星空に関心のある私たちだけでなく、ドライバーや周辺の住民にも喜ばれるのではないでしょうか。

     
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