防犯灯(外灯)の設置に関する基準について  (九州電力の場合)

 

 九電柱に外灯を取り付ける際、タイマーが取り付けられないという話を聞きました。
そして、それをメーリングリストで報告したところ、全国の仲間達から「そんなはずはない」、「理由は?」と、たくさんの質問を頂きました。

 それで、役場総務課を通して再確認して頂いたところ、やはり「タイマーは設置できない」という答えが返ってきました。その理由または設置基準が分かればということで、九電から取り寄せていただいた「基準」から、電柱外灯に関する部分を以下に抜粋し掲載します。

 これを読むと、タイマーについては規定がありません。外灯として「取り付けられるもの」についての規定で、それに載っていないものは取り付けられない。
  それ故に「タイマーは取り付けできない」とされているようです。
 「外灯の電気料金は、点灯時間に関わらず一定ですから」と、口頭で注釈がつき、「自前で建柱したものについてはタイマー設置は自由です。」という答えだったそうです。
 

 

9.22 電柱外灯の取付け
 1ブラケットの取付け
  (1) ブラケットの取付位置は地表上4m(交通に支障のない場合は3m)以上とする。
  (2) ブラケットは、コンクリート柱の場合は外灯用バンド、木柱の場合は木ネジ等により、堅固に取り付ける。
  (3) ブラケットと電柱上の施設物の隔離距離は、下表を標準とする。
      ただし、NTT共架柱の場合でNTT架設物との離隔は、NTTとの協定により施設する。                       

電柱上の施設物
最小隔離距離(cm)
低 圧 電 線
60
機      器
60

通信
設備

裸  電  線 
60
絶 縁 電 線 
30
端子箱・引留金具 
10
足  場  釘
15

2 点滅器の取付け
  (1) 自動点滅器は、光源の影響を受けないようブラケットと反対側等に外灯用バンドにより堅固に取り付ける。
  (2〉 手動点滅器は、地表上1.8m以上で操作に容易な箇所に堅固に取り付け、接地側に挿入する。

3 引下線の取付け
  (1)電線は、1.6mmVVケーフルとし、黒を電圧側、白を接地側とする。
  (2)ケーブルは、コンクリート柱の場合はケーブル用バンド、木柱の場合はサドルにより電柱に  密着固定する。
  (3)ケーブル支持点の間隔は、1.5m以下とし、かつケーブル端末から300mm以内で支持する。
  (4)手動点滅器を取り付ける場合、ブラケットは電圧側に接続し、手動点滅器を境として、電圧側を黒、接地側を白とする。
   (5)XXケーブルとブラケット及び自動点滅器の接続部は、電気絶縁用粘着性ビニルテープ半幅重ね2回以上巻き、巻尻を粘着性ポリエチレンテープでとめる。
   (6)ケーブルは、途中に接続点を設けない。
   (7)電線ヒューズ(2.6mm)は、低圧線からの分岐点近くに取り付ける。