はじめまして、こんにちは。
私は、宮崎市内に住んでおります、Tと申します。 今回、Kさんよりお誘いがありまして、皆さま方が取り組まれていらっしゃる「光害」への対策活動のDVDでの勉強会に参加させて頂きました。
私自身、これまで「光害」という言葉はあまり聴きなれていない言葉だったのですが、正直、その意味も「星空が綺麗に見られない」ということくらいしか思い浮かびませんでした。
しかし、「無駄な光と一緒に熱も散乱され、地球の温暖化を引き起こす」「夜行性の動物の行動にも影響する」、「稲などの植物の発育障害を引き起こす」、「眩しいグレアによる交通事故の原因」、「夜明るすぎて眠れない」・・、このようなことが、実際光による「公害」になっているのだということを改めて知り、なんと、怖いことだろうと思いました。
また、強い光がホタルを激減させている現状を、とても悲しいことだと思いました。光という無くてはならないものが過剰に溢れすぎることで、自分たちの住む地球環境を壊したり、危険な目に合う状況を作ってしまったり・・・。とても矛盾したことですよね。絶対間違っています。
「光は、一度放出したら後処理出来ない」・・とても印象に残った言葉でした。取り返しの付かないことはやってはいけない!それだけに、やはり無駄な光を出さないことが一番重要なのですね。
防犯の為と称した過剰な光、競争のように店舗をアピールしたネオンサインやサーチライト、これでは、綺麗な星空を子供たちに見せてあげることもできませんね。実際、宮崎もサーチライトで空が不気味に光っているところがあって、とても嫌な気持ちにさせられます。
皆さま方が取り組まれた「上方光束ゼロの設計」として、新しい防犯灯を検討、導入されたり、「星空の見えるまちづくり」としてサーチライト消灯への働きかけなど、積極的な取り組みをされたことによって、実際にパチンコ店のサーチライトが徐々に消灯への方向に動いたという事実は、とても素晴らしい結果だと思いました。
これは、自主的に消灯してもらえるような働きかけをされた方々の努力があったからだと思います。 熊本の城南町で使われている、「上方光束ゼロ」の照明器具、写真で拝見しましたが、普通の電灯と比べて一目瞭然!光が夜空にもれることなく、しかも必要な明るさは十分で素晴らしいと思いました。
これからどんどん普及して、安全、かつ自然と生き物に優しい光で暮らしていけるような環境を維持していけたらいいなと思いました。
皆様のご活動内容を拝見していて、とても熱意を感じました。マスコミや海外からの取材も反響の一つになったのでしょうが、やはり、一生懸命関られた方々のご活躍の成果だと、本当に頭が下がる思いと、私たちも何からできるか分からないけど、何かしなくては…という、気持ちにさせられた勉強会で、私自身、とても刺激になりましたし、
子供たちにも伝えて行きたいと思いました。
私たちに必要なことは、待っているだけでは何も解決しないという自覚を持つことと、一般市民の声としてきちんと必要なことは要請しなくてはいけないことだと、強く感じました。
丁寧で分かり易いお話と楽しいイラストでの内容、ありがとうございました。
夏休みには子供をつれて、星空の見える熊本天文台へ、是非遊びに行きたいと思っていますので、その際は、よろしくお願いいたします。これからもご活躍くださいますようお願い申し上げます。
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