☆☆☆☆☆☆  星空の見える町づくり  ☆☆☆☆☆☆

    2002年2月、 城南町、杉上小学校の通学路に

   上方光束ゼロの防犯灯が設置されました

   ☆☆☆  よかとこよかまちふるさとネット、  熊本県民天文台 ☆☆☆

 

右:国道266号線
中央の四角形:杉上小学校
その左の線:今回の防犯灯設置路線

 

 

左下の写真では、設置位置から離れるにしたがって路面の明るさが急に暗くなっているように見受けられますが(街灯の向こう側)、手前側では路肩に駐車した車にも結構な光が当たっていることが確認でき、十分な配光になっていることが分かります。直下の田圃の端が明るくなっていて、これを制限したいところですが、予算の関係で遮光板組込型は使えず、現状では我慢といったところでしょう。
 城南町の議会便り(2月発行分)によれば、平成13年度中に設置を予定している防犯灯の数は全部で200灯にものぼるそうですから、上方光束ゼロの照明器具が採用されたことは大きな意味を持っています。 

2002年2月13日、現地調査に出かけて、防犯灯の設置工事が完了しているのを確認しました。 14日と15日の夜には、夜間に現地を訪れ点灯状況を確認し、写真撮影しました。

下の写真を参照してください。

 

この形式の防犯灯の効果を、他の地域に設置されている既存の直管20W型の防犯灯と比較してみると、その違いは一目瞭然でした。  上の写真は、国道から塚原古墳公園方向へ向かうバス通りです。電柱一本おきに直管20W型の普通の防犯灯が設置されています。

 撮影場所は、杉上小西側の三叉路で、西を向いて撮影しています。ここからでは一つ先の防犯灯の光源は目に入らず、まぶしさはありません。写真はコントラストが高目に処理されていますが、上方光束がきちんと抑えられていることが一目で分かるでしょう。(すぐそばに月も見えます)     遠くに通り過ぎていく車のテールランプが見えていますが、防犯灯そのものの光がグレア(まぶしい漏れ光)となっていて視認しにくい状況であることが分かります。  遠くの防犯灯ほど進行方向の道路と同じ高さに見えるようになるため、運転者の瞳孔はこの光を受けて収縮してしまい、周囲の薄暗い路肩付近や歩行者は大変見にくくなっているのです。