サーチライト消灯への貢献に  
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感謝状を贈呈しました !!
2003.07.07(月)
 
 

 熊本県民天文台が、サーチライト灯光中止(消灯)に功績のあった4者を推薦。「星空を守る会」の総会での検討を経て、感謝状贈呈が決定されました。
 送ったのは、国際ダークスカイ協会日本セクションと星空を守る会。両組織の会長である古在由秀さん(元国立天文台長、現在は群馬県立ぐんま天文台台長)の名前で感謝状が発行されました。
 
 受けたのは、住民の要望を受けて最初に照射を中止した、司観光開発(株)つかさ菊陽店。住民の反対意見を敏感に受け止め、新聞に取り上げられると即座に灯光を中止する決定を行い、即日、灯光を中止されました。

   菊陽町町議で、町議会においてサーチライトの禁止を含む光害防止条例の制定を求めて一般質問を行った、布田悟町議。
 住民のサーチライトへの反感を敏感に感じとり、町に溢れる商業施設などの派手な夜間照明にも警鐘を鳴らした。議会での一般質問に、町長も「サーチライトは戦争の道具、一企業の宣伝道具に使うのは奇異に感じる。」という感想を漏らされ、新聞にも大きく取り上げられた。今回の「灯光中止」への大きなきっかけを作られました。 (写真は事務所で、代理の方へ贈呈)
   つかさ菊陽店の「灯光中止」が新聞で報道されると、近隣の環境に配慮し、(有)福徳開発、金馬車北部店においても、昨年12月に設置したサーチライトの「灯光中止」を決定、7月1日より灯光を中止されました。
 同店の北側には、西合志町の町立図書館天文台があり、毎週末に天体観望会を行っており、それへの配慮などがあったようです。
 「周囲から大きな反発がない」ことを理由に照射を続ける「フェスタ」2店舗とは対照的な勇気ある決断に、感謝状が贈られたものです。
 

 そして、今回、つかさ菊陽店のサーチライト照射に、反対の声を上げ、率先して行動され、「灯光中止」への口火を切り、最後まで諦めずに、熊本県民天文台などと連携し、住民や行政、パチンコ店などへの啓発活動を行った菊陽町町民有志の方々に贈呈されました!
 その勇気ある行動や冷静で着実な活動は、全国で光害対策に取り組む多くの人々に希望を与え、着実な前進の道筋を示してくれました。
 住民の方々と協働して取り組むことができたからこそ、熊本県民天文台もこれまでの光害対策の経験を生かすことができ、今回の成果が生まれました。

 
 

 今回の「サーチライト」問題を通して、熊本県は「サーチライトの禁止」を含む「光害防止に関する条例」の整備を平成15年度内に行うということを正式に表明しました。これは大きな成果です。

 私たちは、条例制定に取り組む熊本県の環境政策課と連携して、光害防止にむけた市民活動の広範な展開をリードしていきたいと考えます。

 
 

 一連の活動にご協力頂いた皆さんに、この場を借りてお礼を申し上げます。
 私たちは、さらなる活動の前進に向けて進んで参ります。一層のご支援ご協力をお寄せ下さるようお願い致します。

 
   
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